家の中が散らかって見えるのは、必ずしも物が多いからとは限らない。
視線の流れが乱れていると、実際よりもごちゃごちゃして見えることがある。
それに気づいてから、少しずつ「見せ方」を意識するようになった。
視線の抜け道をつくる
うちは犬が1匹、猫が5匹いる。
海水魚や熱帯魚の水槽もあり、3階建ての一軒家とはいえスペースに余裕はない。
だから、完全に片づいた状態というのはほとんどない。
それでも、ふとした工夫で“すっきり見える瞬間”をつくることはできる。
そのひとつが「視線の抜け道」だ。
通路の奥や窓の向こうが見えるようにしておくと、
人の目は自然と奥行きを感じて、部屋全体が広く見える。
観葉植物や家具をそのライン上に置かないだけでも、印象は変わる。
床を見せるだけで印象が変わる
床に物を置くと、どうしても目線が下に集まってしまう。
だから、掃除がしやすい高さに収納をまとめておく。
ペットのケージや水槽も、できるだけ高さをそろえて配置する。
不思議なもので、床面が見えているだけで、
部屋全体がすっきり整って見える。
実際は物が減っていなくても、印象がまるで違う。
色の統一も“視線の整理”
壁や家具の色をできるだけそろえると、視線が落ち着く。
カラフルなものが多いときは、布やマットで一部を隠すのも効果的だ。
同じトーンでまとめると、多少の生活感があっても整って見える。
これは整理整頓というより、“見せ方の工夫”である。
無理に完璧を目指さなくても、錯覚を利用すれば見え方は変わる。
すっきりは「片づけ」ではなく「視線の整理」
犬や猫が走り回る家では、完璧な片づけなど不可能である。
だからこそ、視線を整えることに意味があると思う。
見える範囲を少しコントロールするだけで、
気持ちまで落ち着いてくる。
部屋をきれいにするというより、
“見せ方を整える”感覚がちょうどいいのだ。
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